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論文

Simultaneous determination of insoluble fluoride-forming and high field-strength element abundances in rock samples by ICP-QMS through isotope dilution-internal standardisation

鏡味 沙耶; 横山 哲也*

Geostandards and Geoanalytical Research, 45(4), p.679 - 699, 2021/12

AA2020-0580.pdf:1.27MB

 被引用回数:2 パーセンタイル:20.95(Geochemistry & Geophysics)

岩石に含まれる異なる2つの元素群(Insoluble fluoride-forming elements: IFFEsとHigh field strength elements: HFSEs)の濃度測定では、試料の前処理過程でそれぞれの化学的挙動が異なるため、それぞれのフラクションを必要としていた。本研究では、試料の酸分解前に主要元素組成を任意に調整することで、IFFEsとHFSEsの濃度を同一のフラクションから測定する手法を開発した。本研究の手法を用いて標準岩石試料のIFFEs/HFSEs濃度を測定した結果、多くの元素に対して、得られた分析値のばらつきは4%未満であり、また、従来法による分析値と$$pm$$5%以内で一致した。この手法は、試料量が少ない貴重なサンプルやIFFEs/HFSEsに富む微小鉱物を含む不均質な試料の濃度測定に対して特に有効である。

論文

Incorporation of U, Pb and rare earth elements in calcite through crystallisation from amorphous calcium carbonate; Simple preparation of reference materials for microanalysis

宮嶋 佑典*; 斉藤 綾花*; 鍵 裕之*; 横山 立憲; 高橋 嘉夫*; 平田 岳史*

Geostandards and Geoanalytical Research, 45(1), p.189 - 205, 2021/03

 被引用回数:4 パーセンタイル:34.81(Geochemistry & Geophysics)

LA-ICP-MSによる方解石の同位体分析における不確実性は、主にデータの正規化と検証のために使われる標準試料の均質性によって支配される。本研究では、元素・同位体組成の均質な方解石の標準試料を作製するために、元素をドープした試薬溶液から沈殿させたアモルファス炭酸カルシウムを経由して、熱と圧力をかけて結晶化し、U, Pbと希土類元素を方解石に取り込ませた。X線吸収スペクトルから、Uは合成された方解石中にU(VI)として存在し、水性のウラニル・イオンとは異なる構造で存在することが示唆された。本研究の方解石へのUの取り込み率は、既報研究に比べ高かった。合成した方解石中の元素濃度のばらつきは12%未満で、概ね7%以内であった。$$^{238}$$U/$$^{206}$$Pb比のばらつきが各元素濃度のばらつきに応じて3-24%程度である一方で、$$^{207}$$Pb/$$^{206}$$Pb比のばらつきは1%以下であった。この合成方解石を標準試料として用いて、天然の方解石標準試料(WC-1)の年代測定を行ったところ、3%以内の不確かさで年代が求められた。本研究で提示した合成手法は、元素濃度を任意に調整した均質な方解石の合成に有効であり、また、合成試料はU-Pb地質年代学のための天然標準試料に代わる有望なものである。

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